2人がどんな風に受け取ったかはわからないけど今日はじめて沈黙の時間が長く続いたように感じた。
その沈黙を打ち消したのは宮瀬くん
「そろそろ赤の時間ですし、僕達も戻ろうと思います。」
『赤の時間…?』
不可解な単語に違和感を覚えたけど
赤く染まっていく森をみてわかった。
宮瀬くんにはそんなふうに見えてるんだ
そう実感した。
『そうですね…、無事にかえれるのを祈ります。
ありがとうございました、また会える日まで…』
次いつ私達が会えるかわからないから。
ここに2人がこれるかどうかも。
「うん!また会いに来るね、待ってて鈴鳴ちゃん!!」
また、なんてないかもしれないのにばかだなぁ私、こんな言葉に期待しちゃうなんて