宇宙艇内。

ウラヌスは相変わらずトレーニングルームから出て来ない。

室内から伝わってくる衝撃も相変わらずだ。

もう2週間になるだろうか。

食事にも出て来ないとは、よく続く。

衝撃が続いているという事は、死んではいないという事だろうが。

「すげぇなウラヌス。きっと相当強くなってるんだろうな。なぁ、斉天大聖?」

シリウスが嬉々として斉天大聖に話しかけるが。

「……」

斉天大聖は返事する事なく、ある方向を見つめ続けていた。

「斉天大聖?」

不思議そうに彼を見るスピカとシリウス。

と。

「!!…みんな伏せろぉっ!」

突然、斉天大聖が叫ぶ!