憤怒の表情を見せるタイタン。

全力の光線が、片手ひと振りで…。

「やめとけ」

汗ひとつかかずに男が言う。

「おめぇじゃ俺には勝てねぇ。大人しく他人の迷惑のかからない場所で暮らせ」

そうすれば見逃してやる。

そう言いたげな男の言葉に、タイタンはワナワナと震える。

右掌を男に突き出し。

「ォォオオォオォォオォォオォォォォ…!」

先程の光線よりも、遥かに大きなエネルギーを集束し始める。

今度こそ殺すつもりだ。

この惑星どころか、周辺惑星をも巻き込むような光線を放って、壊滅的な被害を与える気だ。

「…わからねぇ奴だ」

男の目付きが、より鋭いものとなる。