「ウォアァァァァアァァァァアァァッ!」

怒りが頂点に達したのか。

タイタンの全身から噴き出すオーラが、これまでにないものとなった。

まるで活火山から噴出するマグマだ。

凄まじい勢いと、膨大な熱量。

スピカ達は測定器を持ち合わせていなかったが、恐らく最新式のものでも測定は不可能だろう。

3150億。

タイタンの、最大能力値だった。

タイタンはフルパワーを駆使して、男を倒そうとしている。

右手に高火力のエネルギーを集束させ。

「ハァアァァアァアァアァァァァアッ!」

男目掛けて発射する!

惑星1つを消滅させて尚、彗星のように宇宙空間を飛翔していくほどの、強力な光線。

それを。

「かぁっっっっっっっっ!」

男は気合の声と共に、右拳ひと振りで弾き飛ばした!