「この程度ならばついてこれるか。ならもう少し強くいくぞ」

ウラヌスは更に能力値を開放する。

490億!

タイタンを10億上回る能力値だ。

途端にスピードもパワーも上昇する。

互角に打ち合っていたタイタンが、急に力負けしてガードを破られた。

強烈なウラヌスの一撃に、上体を仰け反らせる。

「どうしたデカイの!この程度でもうへたばるのかっ?」

タイタンの胸板に、肘打ちを入れるウラヌス。

動きの止まったタイタンの後頭部に、拳を組み合わせての一撃を振り下ろす!

タイタンは急降下して、硬い岩盤に叩き付けられた!

だがまだ終わらない。

「そらそらそらそらそらそらそらそら!」

上空から、無数の光弾を豪雨の様に降り注がせるウラヌス。

遠くから見れば、地面へと落ちていく流星群のようだ。

着弾する度に、光弾は爆発を起こす。

全弾、岩盤に叩き付けられたタイタンに命中している。

大ダメージは免れなかった。