筋骨隆々な金髪の大男。

上半身は裸、金色のベルトと、その下に赤い布を腰に巻くように付け、白い胴着を下半身に着ている。

その表情は、憤怒。

意識があるのかないのか、白眼を剥いている。

「……」

ウラヌスは、その大男のオーラを注意深く感じ取った。

「貴様、もしかしてドラン人か?いや…この気質は、シリウスやスピカと同じピワン人か」

「え?」

シリウスとスピカが顔を上げる。

…ウラヌスの言葉を聞いた途端に。

「ウォァアァアァァアァァアァァアァアァアッ!」

激しい咆哮!

大男は絶叫と共に、全身から爆発のように黄金色のオーラを噴出させた!