「で、そのヴァネッサの奴とセイテンタイセイとの関係は?」

「だから、さっき言ったでしょ?」

何を聞いてたのとばかりに顔を顰めるスピカ。

「ヴァネッサは、希少な種族や宇宙人を捕らえてコレクションするの。セイテンタイセイって奴も強いんでしょ?なら、ヴァネッサがもうコレクションしているか、少なくともその居場所を知っているかもしれない」

「成程な…」

腕を組んで不敵な笑みを浮かべるウラヌス。

セイテンタイセイも見つけられて、ヴァネッサと戦う事も出来る。

一石二鳥という奴だ。

「言っとくけど!」

スピカが釘を刺した。

「銀河系の統括者って事は、その銀河系の神様と同義語だから!ヴァネッサは神様並みに強いって事なの!わかってる?」

「神がどうした」

ウラヌスは一笑に付す。

「俺も神化を極めている…神はお互い様だ」