「どっちが先に死ぬか、話はついたか」

笑みを浮かべるヴァネッサ。

「言っておくが、猿が1匹から2匹になった所で、この俺には勝てないぞ」

「ソイツはどうかな…猿には猿の意地って奴があっからな…」

両手を腰に引き、鳥の嘴のような構えを取る斉天大聖。

両腕を前方に伸ばし、手の中にオーラを集束させるウラヌス。

2人は同時に。

「「はーーーーーーーーーーっ!」」

渾身の光線を発する!

しかしヴァネッサは光線発射を見てからでも、高速の動きでそれを回避。

2人の背後に回り込み、脳天に同時に肘打ちを打ち込む!

「ぐぁっ!」

勢いよく地面に叩き付けられる2人。

それでも斉天大聖がすぐに立ち上がるが。

「がは!」

瞬時に追いついて来たヴァネッサによって、空中に蹴り上げられる!

それを追撃するヴァネッサ。

上昇しながら、斉天大聖とヴァネッサの激しい打ち合いが続く。