ピッピッピッ…
規則正しくなる電子音。
身体中に付けられた機械。
指先のパルスオキシメーター。
一度は検査室に集まってた先生方。
今は誰もいない。
いつもの天井を眺める…。
毎度毎度、不安になる。
この結果が悪かったら…どうしよう。
身体中が緊張している。何事もなかった、と早く結果が出て欲しい。
そんなことを考えながらの検査は、数分のことでも何十分も経ったかと思ってしまう。
いつも結果を聞いて、先生方の顔色を確認するまでは緊張は解けることがない。
いい結果と言われていても、他に何かあることもある。
そんな時は必ずといっていいほど、先生方のうち一人は表情が変わる…。
それを見るのが怖いけど、見て確認しないと落ち着かない。
医者も人間…。
私がただの患者ではないからか。



