アレルギーに関する論文が世界でも多数発表されている。いつもその論文のコピーを石川先生が私の分もファイルにまとめてくれている。
たまりにたまった論文ファイル。
これを読み終わるのはいつになることやら……。
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どのくらい経ったのか、集中力が切れてきたところで、進藤先生のいるリビングへ。
ガチャ
『かなちゃん、毛布ありがとうね。』
そう言いながら、料理をしている進藤先生。
『ゆっくり眠れた?』
「え?あ、いや…。」
『ん?もしや寝てなかったの?』
「す、少しだけ論文を……。」
と言うと、時計を見る進藤先生。私も同じ時計を見上げると、
「え、こんな時間。」
16時半……。
『まだ仕事のことを考えるのは早いってぇ。まずは療養、リハビリ、そして体力食欲が戻ってからの仕事復帰っ。』
「そうなんですけど、退屈で……。」
『まぁそうだろうね。体力が回復してるからこそなんだろうね。
いいことなんだけど、無理しないようにね。』
念押しされて納得させられる。
「ところで、今日幸治さんいませんけど、進藤先生泊まって行きますか?」
『あぁ、いいかな?』
「もちろんですよ。それに、食事の用意すいません…。」
『いいのいいの。かなちゃんが食べる気になってくれるから、頑張って作っちゃうから。どうせ家に帰っても一人だし。』
う……なんかコメントしずらい。
「あ、そしたら先日泊まられた時に置いてかれた服を持ってきますね。」
『あぁごめんね、洗濯してもらっちゃって。』
「いえいえ、気にしないでください。」
と言うと、お客さん用の部屋に置いてある進藤先生の服を取るに行った。



