『先にその汗で風邪引きそうだから、シャワーしてきたら?』
部屋に着くなり進藤先生に言われ、お風呂へ。
シャワーを浴びて戻ると、進藤先生が診察の準備をして待っていた。
リビングのソファに横になる。
もう心臓は落ち着いていた。
『はい、吸ってー。吐いてー。』
進藤先生の声に合わせて深呼吸する。
『だいぶ心音の間隔がゆっくりになってきたけど、まだ大人の鼓動まではいってないね。』
相変わらず忙しい心臓な訳だね。
『喘鳴は聞こえないね。
うん、これなら大丈夫だ。』
そういうと聴診器を耳から外して片付ける進藤先生。
「ありがとうございました。」
『無理せずに今日のペースでリハビリしていけば、かなちゃんならすぐに体力が戻るんじゃないかな?
まだ若いし、食欲さえあれば大丈夫だから。』
いや、その食欲がないんですけどねぇ。
「頑張ります。」
それから、せっかく当直明けにきてもらったので、進藤先生にコーヒーを出す。
私がコーヒーメーカーの片付けをしていると、
ソファに横になっていた進藤先生は、お疲れのようで眠っていた。
そっと毛布をかけて、そのまま寝てもらうことにした。
私はというと、動いて体も目も覚めたので、いつ仕事復帰してもいいように部屋に行って、仕事の勉強にとりかかった。



