未知の世界5


『かなちゃん。今日幸治くんは仕事みたいだけど、一人で歩いてるの?』





車を止めてきた進藤先生が、休憩中の私のところにやってきた。






「はい…、本当は……。」






進藤先生に言っても仕方ない……。







『ん?』






「いえ、何でも。」





『まだ最初のリハビリだから、一人では心配だな。僕がいるから、やっておいで。』





「すいません……。






あ、でも進藤先生、今日は。」





仕事帰り?




『大丈夫だよ。仕事は終わったから。昨日は平和で、よく眠れたからさ。』






そういうと、マンションのエントランスに腰掛けた。




そういうことなら……。





後一周して終わろう……。





休憩を終えて、再び歩き始めた。