家に着くと午後6時を過ぎていた。
もうまるまる病院にいたので、疲れて体が怠くて仕方ない。
「かなちゃん…大丈夫かい?」
リビングに向かう廊下で、私の後ろを歩くお父さんに声を掛けられる。
廊下なので軽く後ろを振り向き、
『はい…でも、少し疲れました。』
そう返事をしてリビングに入った。
「今日はご飯を食べたら寝なさい。」
もうご飯を食べずに寝たい。
『はい、少しご飯まで部屋にいます。』
そう言い、リビングにいるお母さんに挨拶をして、部屋に向かった。
寝室の扉をあげて、今朝脱いだパジャマを再び着る。
ボタンをしながらベッドに倒れこむように眠りに落ちた。



