未知の世界5


家に着くと午後6時を過ぎていた。





もうまるまる病院にいたので、疲れて体が怠くて仕方ない。







「かなちゃん…大丈夫かい?」







リビングに向かう廊下で、私の後ろを歩くお父さんに声を掛けられる。







廊下なので軽く後ろを振り向き、







『はい…でも、少し疲れました。』







そう返事をしてリビングに入った。







「今日はご飯を食べたら寝なさい。」







もうご飯を食べずに寝たい。






『はい、少しご飯まで部屋にいます。』






そう言い、リビングにいるお母さんに挨拶をして、部屋に向かった。







寝室の扉をあげて、今朝脱いだパジャマを再び着る。







ボタンをしながらベッドに倒れこむように眠りに落ちた。