パッと眼を覚ますとすごく頭も体もスッキリとしてきた。
体に付ける機械といっても心電図のように動けないものではない。
簡易的なものなので、トイレには看護師を呼ばなくても大丈夫。
寝起きでベッドから立ち上がると、
フラッ
と視界が揺れた直後に
バタッ!
と大きな音で床にこけてしまった。
すぐに取り付けられた機械を見るけど、動いた様子はない。
久しぶりに大きくこけて、ドキドキが止まらない。
すぐに立ち上がると同じことが起きることは経験済みなので、少し落ち着くまで床に座った。
ガラッ!
部屋の扉が開き、見ると石川先生と進藤先生が立っている。
『どうした!?』
床に座り込む私を見て驚いた顔の石川先生と進藤先生。
声をかけてきたのは石川先生。
「大丈夫です。」
いつまでも座っていられないので、ゆっくり起き上がる。
「あの……お手洗いに行ってきてもいいですか?」
『いいけど、一人で行けるか?』
「大丈夫です大丈夫です。」
着いてこられたら恥ずかしいので……。
『じゃあ気をつけて行ってこいよ。』
そう言われて部屋を後にした。
また同じことにならないように、廊下をゆっくり歩きトイレに着いた。
便座に座るとホッとしたのか、
「ゲホッゲボ、ゲホゲホゲホ!」
突然咳が出てきた。
「ゲホッゲボ、ゲホッゲボ、ゲホッゲボ!」
や、やばい。なんか強くなってきた。
と思い始めたけど、発作までつながらず、落ち着いてきた。
ふぅ〜
検査中にやめてほしい。
そう思いトイレを後にして部屋に戻る。
部屋には進藤先生と石川先生が待っている。
「すいません、お待たせしました。」
慌ててベッドに戻った。



