次に起きると朝だった。
朝一に看護師が検温に来ていた。
『熱は下がってますね。良かったですね。』
と昨日から担当の看護師が話す。
『まだ多少は腫れてますね。』
と自分の頬を触りながら話す看護師。
「はい。
思いっきり叩かれたんで。」
『もしかして、進藤先生…にですか?』
「はい……。お恥ずかしながら……。」
『進藤先生は、ものすごく佐藤さんのことを気にされてますからね。普段から。』
「それは、よくわかってます。でも、苦手なんです……。人から心配されるの……。」
『ハハ、その気持ちはよく分かります。
他人よりも自分の方が自分を知っていたいって思いますしね。
でも、自分のことが一番遠回しなんじゃないですか?
佐藤センセっ。』
今度は医者の私に言ったように聞こえた。
まぁ、そうなんだけどね……。
『今日は一日心電図を付けますから、朝食終えたら部屋にいてくださいね。』
そういうと、看護師は病室を後にした。



