未知の世界5


次に起きると朝だった。








朝一に看護師が検温に来ていた。







『熱は下がってますね。良かったですね。』








と昨日から担当の看護師が話す。







『まだ多少は腫れてますね。』








と自分の頬を触りながら話す看護師。







「はい。








思いっきり叩かれたんで。」








『もしかして、進藤先生…にですか?』








「はい……。お恥ずかしながら……。」








『進藤先生は、ものすごく佐藤さんのことを気にされてますからね。普段から。』








「それは、よくわかってます。でも、苦手なんです……。人から心配されるの……。」








『ハハ、その気持ちはよく分かります。







他人よりも自分の方が自分を知っていたいって思いますしね。






でも、自分のことが一番遠回しなんじゃないですか?






佐藤センセっ。』








今度は医者の私に言ったように聞こえた。








まぁ、そうなんだけどね……。







『今日は一日心電図を付けますから、朝食終えたら部屋にいてくださいね。』







そういうと、看護師は病室を後にした。