未知の世界5


夜中に突然目が醒めると、体の熱が引いていた。







喉乾いた……。







いつも幸治さんが枕元に何か飲み物を置いてくれてるけど、やっぱりまだ怒っているんだろう。何もない。








起きてリビングに向かう。








リビングに着く頃には、起きた時に引いていた熱がさらに引いて、寒気に変わっていた。







「ケホッケホッケホッ」







乾いた咳が立て続けに出始める。







水を飲んで一呼吸すると、落ち着いてきた。







喉が乾いてたせいかな。







それよりも寒いので、再び寝室に戻った。







静かな寝室。幸治さんの寝息すら聞こえない。







ソッと静かに布団に入る。







咳が出そうになり、慌てて幸治さんに背を向けて、咳払いをする。







「ゲホッ」






一度咳き込むけど、治った。







たぶん寝てるだろうけど、起こして聴診されるのも今は嫌だ……。







さっきみたいにきっと、無言に違いないから……。







目を瞑って、とにかく寝たふりをしてみる。