パタパタパタ 寝室に身を潜めていると、廊下から聞こえる足音。 そして背中にあるドアが、押されるように開く。 また転がっていった。 『……おい、何やってるんだ。』 見つからないようにしてただけなんだけど。 鼻を抑えながら、ドアの前から動く。 「廊下の血は、その鼻の血か。」 呆れた顔で私の前にしゃがみ、私が抑えている手をどかそうとする。 私はすかさず鼻を触られないように顔を動かした。 『……おい!』 と再び触られそうになる。 もう一度動こうとしたけど、顔を固定され、動けなかった……。