未知の世界5


パタパタパタ






寝室に身を潜めていると、廊下から聞こえる足音。







そして背中にあるドアが、押されるように開く。








また転がっていった。







『……おい、何やってるんだ。』








見つからないようにしてただけなんだけど。







鼻を抑えながら、ドアの前から動く。







「廊下の血は、その鼻の血か。」







呆れた顔で私の前にしゃがみ、私が抑えている手をどかそうとする。






私はすかさず鼻を触られないように顔を動かした。






『……おい!』








と再び触られそうになる。








もう一度動こうとしたけど、顔を固定され、動けなかった……。