ん?
目がさめると、パジャマを着て布団に入っている。
「あれ?」
デコには冷えピタ。頭の後ろには氷枕が置かれている。
気持ちいい訳だ。
あれ?でも私って…玄関にいたような。
もしかして……と思い重い体を起こす。
ゆっくり立ち上がり、寝室のドアから顔を出してリビングを見ると、電気が点いてる。
幸治さんが寝室に運んでくれたんだろう。
リビングに行って、お礼を言った方がいいのかな。でも……怠いし、まだ顔を合わせる勇気がない。
どうしようか悩んでいると、怠い体がさらに怠くなり、
ドタっ
大きな音を立てて廊下に顔から落ちていった。
ツーーーーーーっ!
あまりの痛さに鼻を撫でると、
べちゃ
鼻血が出てる……。
鼻血が出てることに、汚いという思いと、恥ずかしいという思いが重なって思わず寝室に入って、身を潜めた。



