明日はお休み、でもまだこれから帰って仕事がある。
プロジェクトが終わって、やごな病院へたけると向かった。
「はぁ、これから回診してカルテの整理して…。」
『俺は明日当直だから、時間になったら帰るよ。』
そうだった、たけるは明日が当直。
私は前回他の人の当直を代わってるから、しばらくないんだった。
「休みに入っちゃうから、今週たまった仕事しないと。」
と医局に着く前の休憩所で、
『頑張るのはいいけどさ、ちょっと今日は早めに帰ったら?』
「どうして?一昨日のことがあったから?」
『いや、そうじゃなくて。まぁ、今日のプロジェクトはみんなの目線気にして気まずかったかもしれないけど、あんなのはほかっておけばすぐに消えることだし。
そうじゃなくてさ。
かなは、俺からも言われたら嫌だろうけど……。
顔がほんのり赤いけど、
熱、ない?』
えっ!?
自分では全く気づかなかった。
そう言われてみれば、少し寒いかも。
病院は常に冷暖房が効いてるから、それで寒いのかと思ってた……。
「ちょっと、寒いなって思ってた。」
『ちゃんと佐藤先生に言うんだぞ。』
「う、うん。」
昨夜から気まずくて、言えないだろうけど。
『ん?どうした?
もしかして、ケンカでもした?』
「うん。実は……。」
と、一昨日の出来事でケンカしてしまい、今朝も早く出てきたことを伝えた。
「あのこと、幸治さんに言うんじゃなかった……。」
「いや、あれはちゃんと言わないとダメだと思うぞ。夫婦なら共有しなくちゃいけないことだと思うけど。
俺でもまだ付き合ってるまいだけど、教えて欲しいよ。」
「そうだよね……。」
そうなんだけど、あれから気まずいから、言って後悔しかない。
『とりあえず、熱計ろう。』
とたけるが私の腕を引っ張る。
「大丈夫だって、自分で計れるから!」
『絶対だめ!かなはそう言って計らないから!』
と、言い合いをしていると……。



