玄関からリビングに戻ると、どことなく機嫌の悪い幸治さん。
「ごめんなさい。」
『これから気をつけろよ。』
「はい。」
『それから、今回のことは病院を通してプロジェクトの企画の方や、その相手の病院側にも連絡いれるからな。』
「え、そこまでしなくても。」
それに、そんなことしたらすごくプロジェクトに行きづらいよ。
『これは下手したら犯罪だ。
もしかなじゃなくて、一般の人にやってたら、完全に医師免許剥奪だ。
そいつの病院がどう処分するか分からないけど、そんな医者、病院側もいたら困るだろ。』
まぁそうだけど……。
次回のプロジェクトから行きにくくなりそうだな。
『こういうことにならないためにも、これから気をつけろよ。』
「はい……ごめんなさい。」
なんだか家に着いた時にホッとした気分よりも、気持ちが落ち込んできた。



