振り返ると、近藤先生が追っかけてくることはなかった。 すると道路沿いにさっきとは別のタクシーが止まる。 『かなっ!大丈夫か!?』 その声と顔を見てホッとした。 たけるだった。 私はたけるに泣きながら抱きついた。 「怖かったよぉ。」 涙が溢れでてくる。 『ごめんな、遅くなっちゃって。 外に出たら近藤先生がタクシーに乗り込んでて、慌てて追っかけてきたんだ。』 そういうと、たけるは運転手さんに車を出すようにお願いした。