石川先生に連絡を済ませて、医局に戻ると時刻は10時となっていた。
今日は外来もないので、今朝行けなかった担当患者の回診へ。
少しずつ患者は増えてきた。
突発的に小児の病気にかかった子供は、早くて一週間以内に退院していく。
長い子は何ヶ月も大病と戦い、退院してもまた入院することもある。
検査入院や手術が必要となり入院する子も。
小児の手術は、全ての先生が出来るわけではないので、それぞれ専門の外科医が担当する。
しかし、腕のある幸治さんや石川先生は、同じようにまた将来の小児外科のスペシャリストを目指して、執刀する手術もたくさんある。
だからなのか、私やたけるのような若手を育てるプロジェクトに医局長が推薦してくれた。
最初から最後まで担当患者を手掛けることができたら、子供達も安心だろうし自分でも治している実感が湧くだろう。
プロジェクト中の体調管理が心配だけど、プロジェクトで学べることはしっかり学びたい。



