未知の世界5


そしてあっという間に一日が経ち、夜に帰宅した。







既に帰っていた幸治さん。








『今日、吸入行ってきたか?』









え……あ……あー。










忘れた……。









すっかり忘れていた。







時刻は20時。もう病院に戻っても検査室は開いてない。







『進藤先生が心配してたぞ。喘息のことから今度のプロジェクトのことまで。






それから先週、なんか夢見て怖がってたとかどうとか。』







え、そんなことまで……。








いや、そんなことよりも、今は吸入に行かなかったこと。進藤先生はずっと待っていただろうということ。







ヤバイ。








電話、電話……。