未知の世界5


そして週が明けて月曜日。







一先ず、プロジェクトの返事は参加にしておいた。







たけるはやたらと楽しみにしているけど、私はそんな気になれずにいた。







外科ができたら仕事の幅も広がるし、助けられる命だってもちろん増える。







ただ、何も知らないから、不安……。







なんて考えて朝を迎えていると、







『はい、これ。』







と隣の席の石川先生に渡されたものは、透明のケースに入った大量USB。







『日本から海外までの小児外科に関する資料。こっちはJr.の分。







休みが潰れたんだ。ちゃんと覚えろよ。』






こ、これ全部この土日で……。







嬉しいような恐ろしいような。








「あ、ありがとうございます。頑張ります。」







石川先生って、結構私の不安をいつも解消してくれている。気付くといろんなフォローをしてくれる。








今回もプロジェクト前に、知識だけでもと考えてくれたのかも知れない。