そして週が明けて月曜日。
一先ず、プロジェクトの返事は参加にしておいた。
たけるはやたらと楽しみにしているけど、私はそんな気になれずにいた。
外科ができたら仕事の幅も広がるし、助けられる命だってもちろん増える。
ただ、何も知らないから、不安……。
なんて考えて朝を迎えていると、
『はい、これ。』
と隣の席の石川先生に渡されたものは、透明のケースに入った大量USB。
『日本から海外までの小児外科に関する資料。こっちはJr.の分。
休みが潰れたんだ。ちゃんと覚えろよ。』
こ、これ全部この土日で……。
嬉しいような恐ろしいような。
「あ、ありがとうございます。頑張ります。」
石川先生って、結構私の不安をいつも解消してくれている。気付くといろんなフォローをしてくれる。
今回もプロジェクト前に、知識だけでもと考えてくれたのかも知れない。



