お母さんが作ってくれたお粥はとても美味しそう。
レンゲを手にしてみたけど、それ以上手が動かない……。
美味しそうと思っていても唾が出てこない。
渇いた口にの中を水分で潤してみたものの、口に入れる勇気が出てこない。
目の前に座る進藤先生と、その隣のお父さんはものすごい食欲で食べていく。
その光景でお腹が満たされていく。
『食べれない?』
心配そうに聞くお母さんに、申し訳ないと思い、思い切って口にお粥を入れてみた。
だけど、口が動かない。
『そうそう、飲み込む飲み込む。』
進藤先生がすかさず言うけど、喉の奥にお粥が入っていかない。
うぅ……この状況でさらに食べられない。



