未知の世界5


その夜、寝苦しくて目を覚ました。






「暑い……。」







寒い冬は過ぎて、日中は夏波の暑さが襲ってくる毎日だけど、朝夕はまだ冷えている。





なのに寝苦しくて起きると、背中が汗ばんでいることに気づいた。







重たい体をゆっくり起こす。








ゆっくり起こしたけど、フラッと目眩が襲う。







うぅ……。







若干頭が痛い。








『……どうした?』







隣で寝ていた幸治さんを起こしてしまった。






「あ、ごめんなさい。





ちょっと眠れなくて。でも、大丈夫ですから寝てください。」







と返事をしたけど、私の隣で体を起こすと幸治さんの手が背中に当たる。







ベチャッ






と音がするくらい汗が出てる。







『…大丈夫じゃないだろ。すごい汗。』








「ちょっと着替えて来ようかな。」







と布団を出ようとしたところ。







ドサッ







体が重くてうまく立てず、ベッドから落ちてしまった……。







『ほら』







と幸治さんが手を差し出してくれるものの、体が重くて起こせない。







それを見ていた幸治さんが、部屋の電気をつける。






『ぅわっ!すごい汗……。』







言われて顔を触ると、真夏にスポーツをした後のように汗がダラダラと落ちている。






部屋にあるタオルですぐに幸治さんが顔を拭いてくれる。






「…ありがとうございます……。」








明日、当直の幸治さん。申し訳ない。







『ほら、早く脱がないと。』







と、私の服のある場所を熟知している幸治さんは、既に着替えまで用意してくれている。






幸治さんにパジャマの前ボタンを一つ一つ外されると、タオルで汗を拭いてくれた。






ズボンも下着も脱がされる頃には、立ち上がることができた。






幸治さんの肩を掴んで下着まで履かせてもらう。






恥ずかしいけど……、仕方ない。