その夜、寝苦しくて目を覚ました。
「暑い……。」
寒い冬は過ぎて、日中は夏波の暑さが襲ってくる毎日だけど、朝夕はまだ冷えている。
なのに寝苦しくて起きると、背中が汗ばんでいることに気づいた。
重たい体をゆっくり起こす。
ゆっくり起こしたけど、フラッと目眩が襲う。
うぅ……。
若干頭が痛い。
『……どうした?』
隣で寝ていた幸治さんを起こしてしまった。
「あ、ごめんなさい。
ちょっと眠れなくて。でも、大丈夫ですから寝てください。」
と返事をしたけど、私の隣で体を起こすと幸治さんの手が背中に当たる。
ベチャッ
と音がするくらい汗が出てる。
『…大丈夫じゃないだろ。すごい汗。』
「ちょっと着替えて来ようかな。」
と布団を出ようとしたところ。
ドサッ
体が重くてうまく立てず、ベッドから落ちてしまった……。
『ほら』
と幸治さんが手を差し出してくれるものの、体が重くて起こせない。
それを見ていた幸治さんが、部屋の電気をつける。
『ぅわっ!すごい汗……。』
言われて顔を触ると、真夏にスポーツをした後のように汗がダラダラと落ちている。
部屋にあるタオルですぐに幸治さんが顔を拭いてくれる。
「…ありがとうございます……。」
明日、当直の幸治さん。申し訳ない。
『ほら、早く脱がないと。』
と、私の服のある場所を熟知している幸治さんは、既に着替えまで用意してくれている。
幸治さんにパジャマの前ボタンを一つ一つ外されると、タオルで汗を拭いてくれた。
ズボンも下着も脱がされる頃には、立ち上がることができた。
幸治さんの肩を掴んで下着まで履かせてもらう。
恥ずかしいけど……、仕方ない。



