次に目を覚ますと隣に幸治さんはいない。 あれ?私、また寝たの? 二度寝をしていた。 ゆっくりと体を起こす。 やっぱり、胸に力を入れようとおもうと、もう痛くないはずなのに怖くて力が変なところに入ってしまう。 自分の胸を覗き込むこともできない。 そんな自分にうんざりしながら、寝室を後にした。