部屋に入るとりさちゃんのカーテンは開いてて、男性が二人立っている。 一人はりさちゃんの慕うまさ兄。 その隣に立っているのは、背が高くがっちりした……男性。 私が行くと気付いたのか二人がこちらを向く。 『いつもお世話になってます。』 そう太い声で深々と頭を下げる男性。 そして顔を上げる。 ……うん、医局長の言う通りヤツではない。 優しい顔の人だった。 りさちゃんが伸び伸びと施設で育っている理由が良く分かった。 それから他愛いもない話をして、部屋を後にした。