「……い。 お〜い。」 呼ばれてることに気付きハッとすると、孝治さんが私を見ている。 「悪い、言いすぎた…。」 私が今考えてたことが分かるのか、孝治さんはすまなそうな顔をする。 『…私がいけないからいいんです。 医者なのに…。』 「いや、もう落ち込みすぎだから。」 そりゃ落ち込むよ…。 それから孝治さんと進藤先生がいつ部屋を出て行ったか分からない。 気付いたら眠っていたようで、部屋は暗く隣に孝治さんが寝ていた。