未知の世界5


〜リビング





かながソファで寝てしまったため、幸治は寝室へかなを連れて行き、一人リビングでくつろいでいた。








プルルルル プルルルル






自宅の固定電話が鳴った。






休みの日に固定電話がなるのは、大抵呼び出しが多い。







急いで受話器を取る。








「お休みのところすいません。石川です。」






『いえ、どうされましたか?』








「呼び出しの電話ではありません。





お伝えした方がいいことかと思い電話しました。






実は……。」

















石川先生は幸治に伝えたいことだけ話すと電話を切った。







『はぁ…。ちょっと見てくるか。』







そういうとカバンから聴診器を取り出し、寝室へ向かった。