あぁ、緊張するっ!


まずは、校長室だよね。


「失礼します。」


「ん?入ってきてー。」


軽い感じの人かもしれない。


ガチャッ


「こんにちは、水野 紗奈です。」


「ん、よろしくね。紗奈ちゃん。」


茶髪に眼鏡に、顔が整っていて、モデルみたい。


この人何歳!?若っ!


「…は、はい。」


「あはっ、戸惑うなよ〜。」


なんなのこの人。


チャラっ。


「あ、俺、佐伯 駿(さえき しゅん)25歳。」


ピンポンパンポーン


「夢宮先生、至急校長室に来てください。」


夢宮って、メルヘンな名字。


―――ガチャッ


「はぁ…ふぅ、何の用ですか?」


「水野 紗奈ちゃん、転校生。この前テスト受けて、夢宮先生のクラスになったから。よろしく頼むよ?」


「…あの、難しいテストを受けて、俺のクラスとは、なかなかやりますね。…分かりました。」


ん?あれって難しかったんだ…。


前の学校の方が難しかったけどね。


「紗奈ちゃん、君は、1ーSだからね。」


「あ、はいっ!では、失礼します。」


バタン