『…お前さぁ……卑怯…』



「……数の子だから?……」




私の中は他の人と違うらしい


まぁ、私は女とヤったコトはないから違いはわからないが

客に名器だと言われた





だから客が長くつく









『やっぱわかってんだ……俺初めてみたわぁ…』



「……そぅ…」





私は着替えを済ませテーブルの金をしまう





『……名前は?』







「……さぁ…」



『俺は高瀬、ケータイ教えて』


「…………」



『またお前買うよ』




「……紗帆…」



メモにケータイ番号を書き、テーブルに置くと
そのまま部屋を出た



『……紗帆っかぁ………おもしれぇ』



煙草を噴かしてつぶやいた