泰斗の周りに男子が集まって泰斗に飛びついたり、頭を叩いたりする。



泰斗は笑顔でコートを走る。



私はそんな泰斗に見とれていた。



「由良!ボール行ったよ!」



「へ!?」



私は飛んできたテニスボールを避ける。



(ほっ、セー)



ー...グキッ!



「いっったぁぁ!!!!」



私は思いっきりくじいた足を上に上げる。



「ちょっ!由良大丈夫!?」



私は音華の肩に掴まる。



「だ、ダメかも...」



「大丈夫?1人で保健室行ける?」



「多分行ける...、先生に言っといて」



「おけ」



私は足を引きずりながら保健室にむかった。