優磨side



「...ま、優磨!」



「ん?」



「おーい、何回呼んだと思ってんだよ?」



そう言って苦笑いする颯汰。



「え?ごめん、気付かなかったわ」



「ふーん、まぁいいけど。優磨お前最近ボーッとしてるの多くね?」



「そうか?」



まぁ確かに...。



体育祭の後から何故か銀河の事が気になって...。



俺はもう自分の気持ちが分からない。



純恋と、銀河。



何で“大切な人”と言われてすぐに純恋のところに行かなかったのか。



あの後から純恋にも少し避けられてる気がするし...。



銀河は...。