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...ガラッ
私は教室のドアを開け放つ。
中は静まり返り、まだ泰斗は来てないみたい。
「ふぅ...」
私は胸に手を当て深呼吸する。
うん、大丈夫、言える。
...ガラッ
...ドキッ!
不意に開かれたドアに、私は肩を揺らす。
「あ、由良?何?話って」
振り返ると泰斗が立っていた。
私は少しずつ、距離を縮めていく。
「あのね、泰斗...」
「うん」
「私...」
視界が歪んでいく。
言うんだ...。
「泰斗のこと、私も好きだったよ」
「...え...?」
「けど」
私はぐっと唇を噛んで泰斗を見上げる。
「ごめん」
しっかりと、告げる。

