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『俺、お前の事が好きだ』



ずっと好きだった幼なじみに、告白された。



けどあの時、なにも言えなかった。



『...返事は、いらないから』



泰斗はそう言っていた。



あの後すぐ雨が上がり、私は家まで送ってもらった。



『ただ、知ってもらってほしかっただけだから』



私はベッドにダイブする。



泰斗の言葉が頭の中をぐるぐると回る。



泰斗とは、幼稚園の頃から一緒で。



最初は、ただ1人の友達だった。



けどだんだん泰斗と過ごすうちに、泰斗に惹かれていった。



可愛くなろうと努力だってした。



髪の毛だって、泰斗の好きな茶髪に染めた。



泰斗が笑うとドキドキするし、ずっと一緒にいたいって思う。