ほんとの恋を教えてください。

「由良、ほんっとありがとう!」



「...うん」



私は顔を逸らす。



すると、純恋ちゃんと話す赤石くんの姿が目に入った。



赤石くんは口を尖らせる純恋ちゃんを置いてどこかへ向かう。



(あれ?赤石くん、足が...)



赤石くんの歩き方は、どこかおかしかった。



まるで右足を庇うように...。



「...っ、音華、泰斗ごめん!ちょっとトイレ!」



「えっ!?由良!?」



私はそう言って走り出した。