ほんとの恋を教えてください。

このグループは、それぞれのクラスの1番速い人で結成されている。



(へぇ、赤石くん足も速いんだ、さすがイケメン)



私は感心する。



「位置についてー」



選手が位置につく。



(頑張れ...!)



ー...パァン!



審判の合図と共に一斉に走り出す。



すると、泰斗と赤石くんが並んで前に出る。



2人は全く同じ速さで並んで走っている。



私はいたたまれなくなって思いっ切り叫ぶ。



「2人とも頑張って!!」



すると、泰斗と赤石くんはさらにペースを上げ、ゴールまであと5メートルに。




2人はそのまま、一緒にゴールテープを切った。



《判定をします。選手の皆さんはそのままでー...》



アナウンスと共に、先生達がテント前に集まる。



(今、今なんで私)



『2人とも頑張って!!』



(赤石くんも応援したの...?)



胸が高鳴る。



(どうして?)



私はドキドキとなる胸を押さえる。



「...由良?どした?」



音華が私の顔をのぞき込む。



「音華...、どうしよう、私...」