金持ちにも色々いるだろうが、私達を支配している中条は『貧乏人』には『人権』がないと思っているらしい。 

 私達の母親は、それぞれ夫の借金のカタや、巨額な資金を得る為に、

中条と契約したらしい。     

 でも、それは何のため?

 愛人として?

 それとも奴隷として?

 答えは 『代理母』 として中条の妻の代わりに、

中条家の後継ぎを設ける役目だった。