(おっちゃん!!早く来て…)
火菜は何もする事がないまま、時間だけが過ぎていく。
時刻はもうやがて正午になろうとしている。
中条の死をおっちゃんがまだ知らないわけはないのだが、厳重な見張りで中に入れないのだろう。
すると、ドアがノックされ勇が中に入ってきた。
「勇!あの男が死んだのは知ってるよね!?」
火菜が確認するように聞くと、
勇は悲しそうな顔で、
「うん。知ってるよ。だから僕、火菜に大事な話しがあるんだ。」
火菜は今すぐ聞いてやりたい気がしたが、見張りがいる事を警戒して、今はそれぞれおとなしくしていなければならないと判断した。
「勇、廊下に人がいるから後で聞くよ。奥様や弘輔が斎場に向かったら、安心して話しが出来ると思うから…それでいい?」
「うん!分かったよ。じゃあ暗くなったらまた来るね。」
勇は素直に部屋に戻った。
本当はこの時がチャンスだったのかもしれない…と火菜が気付くのは後になってからの事だったが…。
火菜は何もする事がないまま、時間だけが過ぎていく。
時刻はもうやがて正午になろうとしている。
中条の死をおっちゃんがまだ知らないわけはないのだが、厳重な見張りで中に入れないのだろう。
すると、ドアがノックされ勇が中に入ってきた。
「勇!あの男が死んだのは知ってるよね!?」
火菜が確認するように聞くと、
勇は悲しそうな顔で、
「うん。知ってるよ。だから僕、火菜に大事な話しがあるんだ。」
火菜は今すぐ聞いてやりたい気がしたが、見張りがいる事を警戒して、今はそれぞれおとなしくしていなければならないと判断した。
「勇、廊下に人がいるから後で聞くよ。奥様や弘輔が斎場に向かったら、安心して話しが出来ると思うから…それでいい?」
「うん!分かったよ。じゃあ暗くなったらまた来るね。」
勇は素直に部屋に戻った。
本当はこの時がチャンスだったのかもしれない…と火菜が気付くのは後になってからの事だったが…。


