「おはよー!」

「…おはよ」

「おはよう、朝から元気だね」

私は待ち合わせ場所まで走っていった。

朝はいつも三人で行っている。

ちっちゃい頃からの幼なじみの基楽と陸斗。

私は 結城 桜華(ゆうき おうか)。

何でもできちゃう二人に対して、

…超不器用なの。

「今日も髪の毛くるくるだよ?」

「うっー」

「学校で直してあげるからね」

「ありがとー(泣)」

そう…髪の毛も自分でくくれないぐらい、不器用。

「…相変わらずの不器用だな」

「うっうるさいなぁ!」

そんなこと自分でもわかってるよ…

じゃあ基楽は少しだけ笑って、

「ほんとの事だろ?」

と言われた…

ひどい…