甘い恋、運命の愛

「家、どこ?」

「えっと...こっち?」

「そっち、学校方面だけど」

「えっと、学校と反対側」

「じゃあ、こっち」

もしかして、家まで送ってくれるのかな

「あの、いいよ?時雨くんのほうが本の量多いし...」

「何か勘違いしてる?」

「え?」

「本のタイトル見て」

そこにはやたら大きな文字で、『過去の文化祭記録帳』とかかれていた。

「...え、私、本当に文化祭の実行委員になるの?」

「当たり前」

「さっきの話、本当だったんだ」

「文化祭の実行委員って言っても、倉本さんは副委員だから、仕事はあって無いようなものだよ」

「それでも、嫌...です」

「僕もだよ」

それならどうして引き受けたんだ。

なんて疑問はあったけど、なんとなくいやな予感がしたから聞かなかった。


「ちょっと早いけど、早めに決めておいたほうが良いし」

でもクラス替えがあったと思うけど。

「あ、そういえば次も同じクラスだからよろしく」

「えっ!?」

「早く、一緒に文化祭の案、考えるよ」

「えー...」

クラス替えの発表を唯一楽しみにしてたのに。

一人クラスメートがわかってしまった。



今日わかったこと。

やっぱり時雨くんはよくわからない人だった。