「ここからすぐ近くのお店だから。」

「あ、そうなんですか。」


真田先輩はそう言って、さっきのお店から少し歩いたところにある

アクセサリーショップの前で足を止めた。


「ここー。今日は、新しいピアスが欲しくて。」

「真田先輩ピアスあいてるんですか?」

「みんなには内緒ね。」


よーく見ると、左耳にだけ金のピアスがついていた。