ただの幼なじみ、だったのに…!?

「ちょっと電車乗るけど、時間大丈夫?」

「あ、はい、大丈夫です。」


電車に乗るってことは街のほうまで出るってことかな…。

そんなことを考えながら、私は真田先輩の隣を歩いた。


「うわ、結構混んでるね。」

「ですね…。まだ帰宅ラッシュにははやいのに。」

「ゆらちゃんここの角ね、押しつぶされちゃ困るから。」

「あ、ありがとうございます…///」


真田先輩は、私を覆いかばうように壁に手をついた。

いつも以上に真田先輩が近いような気がして

ドキドキしていることがばれないようにするので必死だった。