「あぁ!わかった!真田先輩でしょ!」

「な、なんでわかったの!?」

「バスケ部で王子様みたいな人っていったら、あの人くらいしかいないわよ。」

「や、やっぱりー…?」


りのちゃんは、真田先輩かぁ…、といいながら私の顔を見た。


「真田先輩確かにモテるし、でも変な噂はきかないから多分結構誠実なんだろうし…。確かにいい人よ、あの人。」

「なんでりのちゃんそんなに詳しいの…?」

「そりゃあ私はマネージャーだもん。」


部員のことくらいチェックしてるよ、とりのちゃんは笑った。