ただの幼なじみ、だったのに…!?

「毎朝綾瀬と行ってんの?」

「あ、はい…、家がお隣さんだから、昔からっていうか、そんな感じです。」

「そっか。ほんとに仲いいんだね。」


真田先輩は私の隣に並んで、俺達も行こっか、と私に声をかけた。


「連絡してからいこーかと思ってたんだけど、俺ゆらちゃんの番号知らないからさ。」


勝手に来ちゃった、といたずらっぽく真田先輩は笑ってみせた。