ただの幼なじみ、だったのに…！？

私が頷くと

さすがゆら、とりのちゃんは嬉しそうに笑った。


「で、でも、りのちゃんが真田先輩のこと好きだったなんて、知らなった…。」

「あー、別に、最初は好きとかじゃなかったの。」

「えっ、そうなの？」


私が言うと、うん、とりのちゃんは答えた。


「りの、お前なぁ。本人目の前にそーゆーこというかぁ？」

「今はちゃんと好きだって。そんなに怒らないでよ。」


りのちゃんと真田先輩を見ていると

もうずっと長い間つきあってるカップルみたいにしか見えなくてびっくりした。