ただの幼なじみ、だったのに…!?

「…お前は俺だけ見てればいーの。」


ほら行くぞ、と私の手を強く握って

私はその手をきゅっと握り返した。


「こらー、後ろでイチャイチャしないでよねー。」


前にいたりのちゃんに言われて思わず悠の顔を見たら

ばれたな、と言わんばかり

いたずらっ子のような、笑みを浮かべていた。