ただの幼なじみ、だったのに…!?

「んで、なんで朝風呂入ってたの?」

「あー…、昨日の夕方帰ってからそのまま眠っちゃって。入りそびれちゃったの。」

「何、真田先輩となんかあった?」

「なんかあったってわけじゃないんだけどさー…。」

「…ドキドキしたんだ?」


私の心を読むみたいに、そう言われて

私は動揺を隠しきれなかった。


「図星?」

「だ、だって。真田先輩かっこいいし、なんか王子様みたいなんだもん…。」

「王子様って笑まあ確かにあの人モテるけどな。」

「やっぱりー?やっぱりモテるかぁー…。」


悠は私の反応を見て楽しんでいるのか、話している最中ずっとにやにやしながら私のことを見ていた。