ただの幼なじみ、だったのに…!?

「有栖の身代わりなんか、思ったことねぇよ。」


だから俺とつき合って、と先輩は私の目を見つめた。


「…で、でも、私そんな風に先輩のこと、見たことないし…。」

「じゃあ今から意識して。」


私が何と言ったって、先輩は私から目を逸らさないで

その視線が熱くて、私はまっすぐ先輩を見ることができなかった。